パウル・クレーの造形思考(I)

島根大学教育学部紀要. 教育科学 Volume 12 Page 47-50 published_at 1978-12-25
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Title
パウル・クレーの造形思考(I)
Title
A Study of Paul Klee's "Theory of Form Production"
Title Transcription
パウル クレー ノ ゾウケイ シコウ 1
Creator
Ishino Makoto
Source Title
島根大学教育学部紀要. 教育科学
Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University. Educational science
Volume 12
Start Page 47
End Page 50
Journal Identifire
ISSN 0287251X
Descriptions
 パウル・クレーは、スイスの誇る偉大な画家であり,美術教育者である。まだ,没後50年にもならないが,その作品は,今世紀美術の中で欠かすことの出来ない画家として,高く評価されている。そして,美術家として,画家としてのクレー以上に,素晴らしい業績を、P.クレーは美術教育の中に残している。中でも,美術教育ノ一ト(“Padagogischen Nachlass”)は,バウハウスにおける講義ノートとして,自ら思索し,制作する中で教授した厖大な記録である。P.クレーの美術作品が脚光をあびる中で,このP.クレーの教育ノートはまだ未知の物も多く、これについての研究も,まだこれからという段階である。私は,昭和51年度文部省在外研究員として,1年間,スイスに滞在する中で,スイス国立ベルン美術館の御厚意によりベルン美術館およびP.クレー財団の所蔵するP.クレーの美術作品ならびに教育ノートをゆっくりと見ることが出来た。とくにこの研究の題材である教育ノートについて,マイクロフイルムに収録されたものおよび,たまたま時を同じくして開催されたP.クレーの教育ノート及造形原理展において実物に接する幸運を得たので,ここにP.クレーの美術教育ノートにおける造形思考について研究しその第1稿とする。
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学教育学部
The Faculty of Education Shimane University
Date of Issued 1978-12-25
Access Rights open access
Relation
[NCID] AN0010792X