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言語 |
日本語
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タイトルヨミ | キュウセイキ ニ ゼンポウ アプローチ ニテ コンチテキ キンマク ヘイサ ヲ オコナッタ ガイショウセイ フクヘキ ヘルニア イチ レイ
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日本語以外のタイトル | A Case of a Traumatic Abdominal Wall Hernia with Fascial Closure in the Acute Phase Via the Anterior Approach
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著者 |
綿引 萌花
島根大学医学部附属病院高度外傷センター島根大学医学部Acute Care Surgery講座
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内容記述(抄録等) | 症例は20歳男性。バイクで転倒し,腹腔内出血の疑いで搬送となった。CTで,右内外腹斜筋,腹横筋の断裂を認め外傷性腹壁ヘルニアと診断した。右腎損傷,上行結腸腸間膜損傷を認めたが,保存的治療を選択し,その増悪がないことを確認のうえ,第5病日に外傷性腹壁ヘルニアに対して,前方アプローチで筋膜閉鎖およびメッシュを用いてのヘルニア修復術を施行した。外傷性腹壁ヘルニアに対する腹腔鏡下手術が本邦で報告されて以降の外傷性腹壁ヘルニア報告例は14例であった。その術式と受傷から発症までの時間を検討すると,受傷早期の修復は前方アプローチで腹壁筋の縫合がなされ,遅発性発症に対しては腹腔鏡下手術が選択されていた。本症例では,前方アプローチで腹壁筋の縫合を行い,良好な成績を得た。外傷性腹壁ヘルニアは前方アプローチで早期手術を行うことで筋膜閉鎖が可能となり,QOLの向上に寄与する可能性がある。発症時期および合併損傷の有無を考慮して,手術のタイミングおよび術式を選択すべきである。
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主題 | 外傷性腹壁ヘルニア
前方アプローチ
筋膜縫合
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掲載誌名 |
日本腹部救急医学会雑誌
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巻 | 39
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号 | 6
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開始ページ | 1069
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終了ページ | 1074
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ISSN | 1340-2242
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ISSN(Online) | 1882-4781
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発行日 | 2019-09-30
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DOI | |
出版者 | 日本腹部救急医学会
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出版者ヨミ | ニホン フクブ キュウキュウ イガク カイ
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出版者別表記 | Nihon Fukubu Kyukyu Igakkai Zasshi (Journal of Abdominal Emergency Medicine)
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資料タイプ |
学術雑誌論文
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ファイル形式 |
PDF
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著者版/出版社版 |
出版社版
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業績ID | e38652
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部局 |
医学部
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