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タイトルヨミ
チュウガッコウ カテイカ ジュギョウ ニ オケル コウカ テキナ ジュウキョ ガクシュウ ジッシ ノ コンナン テン
日本語以外のタイトル
The Difficulties in Performing Effective Housing Study in Junior High School Home Economics Class
ファイル
言語
日本語
属性
論文
著者
田中 宏子 滋賀大学教育学部
亀崎 美苗 埼玉大学教育学部
内容記述(抄録等)
家庭科の住領域の現状についてまとめ、当面する課題について考察した結果、下記の点が明らかとなった。家庭科における住領域の授業時間の平均は8.2時間であったが、4時間未満のケースも存在した。家庭科の時間数削減に伴って、授業時間数の制約による学習内容の希薄化が危惧される。学習内容は、「住まいのはたらき」「室内環境」「家族と住まい」「住まいの安全」が多く、学習内容の偏りおよび未履修項目の存在も懸念される。授業で使用する教具は教科書およびワークシートが主流で、図面は平面図が活用されていた。生徒の活動は、講義を受ける、話し合い、発表が多かったが、授業時間数が多くなる程多様な学習活動が行われていた。住生活関連の研修への参加は少なかった。また、授業の教材研究は教師用指導書が多く、特に、家庭科指導歴の浅い教員層において、その傾向が顕著であった。学校内外の人や団体との相談・連携に対する教師の関心度は、現状は別として高い傾向にあった。連携相手は、企業、自治体、NPO等、連携したい授業内容は、防災関連および地域コミュニティ等、新たに盛り込まれた内容や、地域の事情によって異なる内容についての希望が多かった。明らかとなった課題は、①住領域の授業時間数確保と学習内容・学習活動をバランスよく押さえることが必要で、そのためには授業時間数が少なくとも8時間程度確保されること、②平面図を用いた効果的な授業の開発が望まれること、③学習内容の保障のためには、情報取得の手段について幅広く周知すること、参加しやすい研修の機会を設けること、扱いやすい教材の普及、学外との連携と連携を可能にする環境の整備、の4点である。
主題
中学校
家庭科
住領域(住教育)
実態調査
課題
掲載誌名
学校教育実践研究
3
開始ページ
17
終了ページ
26
ISSN
2434-5245
発行日
2020-03-30
NCID
AA12819551
出版者
島根大学大学院教育学研究科 教育実践開発専攻
出版者別表記
The Program of Pedagogical Development Graduate School of Education Shimane University
資料タイプ
紀要論文
ファイル形式
PDF
著者版/出版社版
出版社版
部局
大学院教育学研究科 教育実践開発専攻
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