タイトルヨミ | ヨウチエン ホイクショ ニ オケル タタミ ノ シヨウ ジッタイ
|
日本語以外のタイトル | The Actual Conditions of Tatami-mat in Kindergartens and Nursery Schools
|
ファイル | |
言語 |
日本語
|
著者 |
井上 直美
亀崎 美苗
田中 宏子
|
内容記述(抄録等) | 幼稚園・保育所における畳の導入状況や使われ方を調べ、求められる畳を検討することを目的として事例調査とアンケート調査を行った。
(1) 事例調査では、保育室の床材として、それぞれの施設が様々な使い方をしていた。子ども達は寝転がったりリラックスした様子がみられるということであった。一方、畳の耐久性、衛生面が今後の課題と考えられていた。
(2) アンケート調査では、敷き畳は7割近くの施設に、置き畳は6割近くの施設に設置されていた。
(3) 敷き畳を設置している空間は、保育所では低年齢の子どもが使用する室、幼稚園は保育室以外が多かった。設置理由は、保育所では子どもの心理面・安全面と低年齢の子どもの生活や活動に関するものが、幼稚園では、体調が悪い子どもの休息と子どもの遊びの利用が多かった。
(4) 置き畳はどちらの施設においても多くの空間で利用していた。設置理由は保育所では子どもの心理面への配慮、幼稚園では子どもの遊びや活動に関するものが多かった。置き畳は動かせるため多様な形で使用されていると考えられる。
(5) 材質感や他の床材と違った姿勢が取りやすい点や多目的に利用できる点が畳の利点と感じられていた。欠点は耐久性と衛生面であり、置き畳の場合は、加えて収納スペースも課題と考えられる。
(6) 畳の総合評価については、ほとんどの施設がよかったと感じており、幼稚園よりも保育所で、畳の上での子どもの様子が違うと感じている施設で、より評価が高かった。
(7) 新しい畳の利用希望は、畳の衛生面の欠点を補うものの希望が高かった。自然素材のよさが畳の利点でもあることから、今後は、使用する空間や使用目的によって使い分けられていくのではないかと考えられる。
|
主題 | 畳
幼稚園
保育所
使用実態
|
掲載誌名 |
島根大学教育学部紀要
|
巻 | 50
|
開始ページ | 131
|
終了ページ | 139
|
ISSN | 18808581
|
発行日 | 2016-12-28
|
NCID | AA12171265
|
DOI(SelfDOI) | |
出版者 | 島根大学教育学部
|
資料タイプ |
紀要論文
|
ファイル形式 |
PDF
|
著者版/出版社版 |
出版社版
|
業績ID | e30831
|
部局 |
教育学部
|
他の一覧 |