島根大学論集. 人文科学

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島根大学論集. 人文科学 8
1958-02-28 発行

藤原為兼年譜考 : 一才より三十才

小原 幹雄
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a006008h001.pdf 1.52 MB ( 限定公開 )
内容記述(抄録等)
藤原爲兼の年譜を考えてみた。三十才までとしたのは本論集の紙幅の制限によるものである。
歌人としての爲兼の年譜が中心であるが、彼はまた政治家としての面もあるので、和歌に関する事項に限定しなかつた。ためにやや煩しい感もあり、紬かすぎると思われる点もあろう。
各年の書き方は、最初に年号を、その下、括孤内に西暦を記し、改元のあつた場合は、その左側にその月日を、その下に爲兼の年令(数え年)を記す。そのつぎに爲兼に関する事項を出来るだけ月日順にあげ、月日不明の事項は、その年の終りにあげておく。そして各項のつぎに一段下げて、その事項の拠り所、考証、関係の事項等を書く。さらにそのつぎに段を下げて○印の下にあげたのは、参考事項である。これは全く参考のためで、そのすべてをあげたものではない。