本稿は、「北尾次郎 『森の妖精』−翻刻(2の1)−」(『島根大学法文学部紀要 文学科編 第17号−II,1992,7)の続編をなすものである。
翻刻に際しては、前稿の基本原則を踏襲したが、「表記が統一されていないため、読みずらい」との指摘を考慮し、今後は現代ドイツ語の標準的表記に統一することにした。したがって,前稿「凡例」の3.で挙げられているような表記にも変更を加えたが、註により原文の表記がわかるよう配慮した。(ただし、ss → Bの変更は、あまりに数が多いため、註を省略した。)
註には通し番号をつけず、本文には * をつけ、註ではぺ一ジ数を明示することで、その箇所が特定できるようにした。