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タイトルヨミ
へーリアント ニ オケル ジュドウケイ ニ ツイテ
日本語以外のタイトル
Uber den Gebrauch des Passivs im Heliand
ファイル
a003000402h010.pdf 1.1 MB ( 限定公開 )
言語
日本語
著者
小島 一良
内容記述(抄録等)
ゲルマン語には,ギリシャ語等に相応する様な,受動相あるいは中動相と呼ばれる単独で成り立つ受動形は存在しない。ただコート語のみに,わずかながらMedio-Passivと呼ばれる形は残っているが,これはすべての時制に現われるのでなく,現在形(直説法・接続法)しかない。それ故に,ギリシャ・ラテン語等の古典語をドイツ語に翻訳する際に,新しい受動形を作り出さねばならなかった。この事情は,能動文に於て,もともと現在形と過去形しか持たなかったドイツ語で,完了形等の新しい時制を表わすのに,助動詞でもって書き換えざるを得なかった事情と同じである。
この新しい受動形は,助動詞sein又はwerdenと過去分詞の結びついた構文で書き換えられた。助動詞が現在か過去かによって,それぞれ,未来,現在,過去の意味内容を持っている。この受動形がどの様に使用されているかHeliandを中心にして検討していきたい。
掲載誌名
島根大学法文学部紀要文学科編
4
2
開始ページ
201
終了ページ
212
ISSN
03886859
発行日
1981-12-25
NCID
AN00108081
出版者
島根大学法文学部
出版者別表記
Shimane University, Faculty of Law and Literature
資料タイプ
紀要論文
ファイル形式
PDF
著者版/出版社版
出版社版
部局
法文学部
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