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タイトルヨミ
コウイ エントウ ヒャクシュ
ファイル
a006004h010.pdf 2.35 MB ( 限定公開 )
言語
日本語
著者
小原 幹雄
内容記述(抄録等)
「遠島書首」は、いろいろの名称で呼ぱれているが、「遠島」即ち隠岐島に於いての後鳥羽院の百首である。而してその成立・流伝に関しても、またその和歌史に於げる意昧なり価値なりについても、いまだ十分明かにされてゐないやうである。
この百首の諸本について「此御百首何方ニモ有物ノヨシ」(島根大学文理学部国語学国文学研究室本奥書)とも「遠島御百首は後羽院御製百首ともいひ、異本すくなからず」(列聖全集本例言)とも言はれるやうに、その流布の諸本は多いやうであるが、私はここに私の見得た写本または刊本によつて、一応その諸本の校合を行ってみた。和歌史的意味や価値を検討するにしても、まづその基礎作業がなされてゐなけれぱならないかちである。この校合も、なほ所在は知りながらも、まだ見る事を得ない諸本もあつて、勿論不完全なものではあるが、ひとまづの整理とする。
掲載誌名
島根大学論集. 人文科学
4
開始ページ
147
終了ページ
165
ISSN
04886518
発行日
1954-03-31
NCID
AN00108183
出版者
島根大学
出版者別表記
Shimane University
資料タイプ
紀要論文
部局
法文学部
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