ダウンロード数 : ?
タイトルヨミ
ペロブスカイト カンレン ソウジョウ コウゾウ オモツ A2B2O7 ガタ サンカブツ キョウ ユウデンタイ ノ ケッショウ カガク
日本語以外のタイトル
Crystal Chemistry of A_2B_2O_7 Type Oxide Ferroelectrics with Perovskite-related Layered Structure
ファイル
言語
日本語
著者
釜田 美紗子
内容記述(抄録等)
Io order to reveal the crystal chemical aspects of A_2B_2O_7 type perovskite slab structure, we searched A_2B_2O_7 type oxides using a database soft INSPEC. We obtained 133 compounds and classified them to three groups of pyrochlore structure, perovskite slab structure and others. As a result of study using Shannon's ionic radius it is found that the A_2B_2O_7 pyrochlore and perovskite slab oxides exist in 1.00Å<rA<1.33Å and 0.74Å<rB<0.86Å and a structure change occurs at around rA~1.12 from the pyrochlore structure to the perovskite slab structure as rA increases where rA and rB are radius of A and B ions.
チタン酸バリウムに代表されるペロブスカイト型酸化物強誘電体は,コンデンサー材料,圧電材料,薄膜メモリー材料,非線形光学材料などとして,携帯電話など様々な電気機器の中で,広く利用されている。近年,産業界では,環境問題に配慮し,鉛,カドミウム,水銀,6価クロムなどの危険物質を環境調和型物質へ置き換える方向で研究開発が行なわれている。既に,「はんだ」の非鉛化が始められている。圧電材料は,P Z T(PbTiO_3とPbZrO_3の混晶)に代表されるように,鉛を含んだ材料が主であり,100円ライター等の着火素子としても使われ,環境中に捨てられている現実がある。非鉛系の圧電材料の開発は急を要する重要な課題となっている。本研究では,強誘電体の中で最も高い強誘電相転移温度をもつ非鉛系A_2B_2O_7型ペロブスカイト関連層状酸化物に注目し,その結晶化学的特徴を明らかにし,新規物質開発の指針を得ることを目的にしている。
掲載誌名
島根大学教育学部紀要. 自然科学
36
開始ページ
65
終了ページ
69
ISSN
05869943
発行日
2002-12-01
NCID
AN00107941
出版者
島根大学教育学部
出版者別表記
The Faculty of Education Shimane University
資料タイプ
紀要論文
部局
教育学部
他の一覧
このエントリーをはてなブックマークに追加