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Title Transcription
ダイメイシ ノ ソクバク ニ ツイテ
Title Alternative (English)
On Pronominal Binding
File
a003001202h002.pdf 1.26 MB ( 限定公開 )
language
jpn
Author
Endo, Yoshio
Description
英語においては,通例,(1)のように,単一節内に二つの同一指示の名詞句が生じた場合,二番目の名詞句に,himself,herselfといった照応表現が用いられる。
(1)a.John threw the smokescreen around himself.
                      (Lees and Klima(1963)).
   b.John transferred the book from himself.
しかし,次にみられるように,(1)の文と表面的には類似した,名詞句十動詞十名詞句十前置詞十名詞句という連鎖を持つにもかかわらず、前置詞が場所,方向,随伴などの意味を表わす場合,同一指示の二番目の名詞句に代名詞が用いられる。(cf. Spangler(1970),Murata(1984))
(2)a.John threw the newspaper behind him.
   b.John pushed the book away from him.
本稿の目標は,こういった,代名詞の束縛にかかわる構文の特質を明らかにするところにある。この目標を達成するために,まず,第一節において、問題の構文についての先行研究を検討し,その問題点を指摘する。次に,第二節において,この代名詞の束縛にかかわる構文はいくつかのタイプに分けられ,それぞれ独自の特質を持つことを明らかにする。そして,それらのタイプ全般にある一般化が成り立つことを示す。
Journal Title
Memoirs of the Faculty of Law and Literature
Volume
12
Issue
2
Start Page
23
End Page
39
ISSN
03886859
Published Date
1989-12-25
NCID
AN00108081
Publisher
島根大学法文学部
Publisher Aalternative
Shimane University, Faculty of Law and Literature
NII Type
Departmental Bulletin Paper
Format
PDF
Text Version
出版社版
OAI-PMH Set
Faculty of Law and Literature
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