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社会文化論集 : 島根大学法文学部紀要社会文化学科編 8 巻
2012-03-03 発行
過疎集落における「共感」形成へむけた試み : 聞き書き文集という方法について
An Experimental Study toward Making Sympathy in Depopulated Villages : A Method of “Kikigaki Bunshu”
本文ファイル
a011008002.pdf
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内容記述
島根大学法文学部の社会学研究室では、ここ数年「聞き書き文集プロジェクト」を実施してきた。「聞き書き文集」とは調査員が面接調査で聴き取った話を文集形式の冊子にまとめ、それを話者のみなさんに還元するという試みである。本プロジェクトは、特に過疎地域における住民の共感形成にこのような働きかけがどのような効果を持ちうるのかという社会実験的研究として行われたものであるが、同時に調査員に対する教育的効果に関する検討も行われた。後者は、地方自治体における新人研修に採用されるなど応用的な成果にも繋がった。
聞き書き文集の作成手順やその中で伝えられているメッセージ内容等については既に報告をしたところである(江口他,2008)。この論文では、その後の試みを踏まえつつ、特に話者の皆さんにとって、聞き書き文集とは如何なる「場」であったのかについてより深く考察してみたい。
聞き書き文集の作成手順やその中で伝えられているメッセージ内容等については既に報告をしたところである(江口他,2008)。この論文では、その後の試みを踏まえつつ、特に話者の皆さんにとって、聞き書き文集とは如何なる「場」であったのかについてより深く考察してみたい。
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https://doi.org/10.24568/7588
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