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社会文化論集 : 島根大学法文学部紀要社会文化学科編 5 巻
2009-03-10 発行
山陰における古代地方官衙荘厳化の一端について : 鳥取県石脇第3遺跡を中心に
Architectural “Grand” Styles of the Government Offices in the 7-9th-century San’in : On the Tottori-Ishiwaki Site No.3
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内容記述
鳥取県東伯郡湯梨浜町石脇第3遺跡森末地区で確認された掘立柱建物群は、古代山陰道に置かれた「笏賀駅家」の可能性が高い遺構として注目されている。ここからは建物跡とともに瓦が出土しているが、山陽道を除いて駅家で瓦葺建物が知られていないために問題が残されている。地方官衙における瓦葺建物は律令支配の道具の一つとして、宮都の荘厳化と連動し、律令国家の威信を示し地方支配を支えるためにあった。そのため、「笏賀駅家」が瓦葺建物であったのかは、律令国家が山陰道の駅家をどのように位置付けていたかを知る上でも重要な問題と考える。そこで石脇第3遺跡森末地区について、遺跡の性格や時期について検討を行うことにした。
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