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島根大学大学院教育学研究科「現職短期1年コース」課題研究成果論集 Volume 5
published_at 2014-03-25
生徒の学習意欲と思考力を高める社会科の授業づくりの研究 : 協同学習の実践をとおして
Development of lessons of civics for fostering students' motivation and ability to think based on cooperative learning
Inoue Atsuko
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b014005001.pdf
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Descriptions
本研究の目的は,協同学習が学習意欲と思考力にどのような効果をもたらすかを明らかにすることである。ワーク・ライフ・バランスの視点から労働をめぐる問題を考える中学校社会科(公民的分野)の授業を開発し,ジグソー法による授業実践を行った。そして協同学習の効果を,協同作業認識尺度による意識調査,生徒の自己評価,労働問題から想起する語句のイメージマップを用いて,学習意欲と思考力の面から検証した。分析の結果,協同学習には生徒の存在感を高め,個人のもてる力を引き出す効果があり,生徒の学習意欲を向上させる作用があることが明らかになった。さらに,情報のやり取りや話し合いという学習活動をとおして,多面的・多角的な思考力が向上することが明らかになった。
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