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島根大学論集. 教育科学 7 巻
1957-03-30 発行
Picture‐Frustration Study(児童用)に関する研究(2) : G.C.R.について
On Picture-Frustration Study(No. 2)
上田 順一
本文ファイル
b0110007k009.pdf
( 498 KB )
内容記述
われわれは先に、P-FStudyの実施結果として(a)図版別の評点因子分布と、(b)年令、性別による評点因子分布の状況を報告し,(b)の結果が,創始者 S、Rosenzweigのそれと著しく類似することをみた。(1)(a)の結果については直接彼のものと比較する材料がなく,特徴のみを列記するに止めておいた。
この図版によつて,反応が或る一つの評点因子に著しく偏つたり,或る程度のバランスがとれたりするということは,ある特定図版に対して一定の評定因子の反応を期待してよいということになる。これが更に正常者,異常者の類別に役立つものとなれば,これを一つの規準として作製するごとも考えられる。
S、Rosenzeigwは,正常児童の反応結果をもとにして,G、C、R(Group Conformity Rating 集団一致度)の標準化をなし,被験者の反応が如何に正常者一般にみられる反応と一致するかを調べるようにしている。
ここでわれわれが直接の研究問題として取り上げた事項は次の如くである。
(1)日本児童に於けるG、C、R%とRosenzweigのそれとの比較
(2)仝じく日本版との比較
を通して,G.C.Rを吟味しようとするものである。
この図版によつて,反応が或る一つの評点因子に著しく偏つたり,或る程度のバランスがとれたりするということは,ある特定図版に対して一定の評定因子の反応を期待してよいということになる。これが更に正常者,異常者の類別に役立つものとなれば,これを一つの規準として作製するごとも考えられる。
S、Rosenzeigwは,正常児童の反応結果をもとにして,G、C、R(Group Conformity Rating 集団一致度)の標準化をなし,被験者の反応が如何に正常者一般にみられる反応と一致するかを調べるようにしている。
ここでわれわれが直接の研究問題として取り上げた事項は次の如くである。
(1)日本児童に於けるG、C、R%とRosenzweigのそれとの比較
(2)仝じく日本版との比較
を通して,G.C.Rを吟味しようとするものである。
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