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タイトルヨミ
ヨコアナ ノ ケイシキ ト ジキ ニツイテ
ファイル
a006011h002.pdf 1.65 MB ( 限定公開 )
言語
日本語
著者
山本 淸
内容記述(抄録等)
横穴の形態上の特徴は、どの程度その時期を推定する拠り所となるか、また形態から時期を推定するにはどのような配慮が必要か、ということを述べるのがこの小論の主旨である。古代史の手がかりとして横穴は数多く普及している点では看過出来ないものであるが、その目的に沿うには、まずその年代がかなり細かにわかる必要があり、年代を明らかにするには、遺物不明のものは、その形態上の特徴が唯一の手がかりだから、この問題を検討する必要があると思うのである。
大体においては、整正な家形のものが早くあらわれ、後次第に簡単な便化したものが多く出来たと見てよいと考えるが、個々の実例の示すところでは、単純にこの原則から演繹してその時期を割り出すことは、明らかに誤りである。それ故種々の点から、早いころの形態を推定し、かつ遺物の明瞭な若干の例を検討して、この問題を論じようと思う。
掲載誌名
島根大学論集. 人文科学
11
開始ページ
23
終了ページ
37
ISSN
04886518
発行日
1962-03-01
NCID
AN00108183
出版者
島根大学
出版者別表記
Shimane University
資料タイプ
紀要論文
部局
法文学部
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