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言語
日本語
タイトルヨミ
キンセイ シンシュウ ニ オケル ジンギ フキエ ノ シュウフウ オ メグル ソウロン ノ コウゾウ ト テンカイ
日本語以外のタイトル
Structure and Development of the Dispute over the Jodo Shinshu's Tradition of "No Reverence for Other Gods" in Early Modern Japan
著者
内容記述(抄録等)
一八世紀半ぱ以降、山陰地方の浄土真宗優勢地帯では、真宗門徒が小寄講を結成し僧侶を招いて法談を聴聞する活動が活発となる。この法談の場を通じて、僧侶たちは門徒に対し浄土真宗の神祗不帰依の宗風を遵守するように教導していくが、いっぽうでこの宗風をめぐって神職などとの紛争もしばしば起こるようになった。また、同じく一八世紀半ば以降、領主や村役人たちは、活発化する民衆の宗教活動の統制を図ろうとしたが、こうした民俗の世界への介入は民衆の信仰の獲得をめぐって競合する宗教者間の対立を表面化させ、かえって紛争誘発の原因ともなった。特に、真宗優勢地帯において専業の神職が多数の神祠・森神の祭祀と各家における竈祓いの執行に関わっているような出雲国や石見国では、それが神祗不帰依の宗風をめぐる僧侶と神職の争いとして現象しやすかったのである。
掲載誌名
史林
96
4
開始ページ
525
終了ページ
565
ISSN
03869369
発行日
2013-07-31
NCID
AN00119179
出版者
史学研究会
資料タイプ
学術雑誌論文
ファイル形式
PDF
権利関係
史学研究会
著者版/出版社版
出版社版
業績ID
e30597
部局
法文学部