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タイトルヨミ
カルボキシ メチル セルロース カラ チョウセイ シタ ポリ アルコール ノ トクセイ
日本語以外のタイトル
Characteristics of polyalcohols prepared from carboxymethylcellulose
ファイル
言語
日本語
著者
上原 徹
松井 義明
古野 毅
片山 裕之
内容記述(抄録等)
Carboxymethylcellulose(CMC)was oxidized with sodium periodate and end-groups were reduced toalcohols with sodium borolhydride, to open pyranose rings for production of cellulose derivatives that have more flexibility than CMC.
As a bond between C2-C3 in pyranose was opened,main chain structure of dialcohol carboxymethylcellulose was made up C1-O-C5-C4 in pyranose,then intramolecular rotations became active. The melting point lowered and became as same as that of synthetic polymers. These results were confimed by infrared spectroscopy,dfferential scanning calorimetry,X-ray dffractometry et. el.
This dialcohol carboxymethylcellulose was deliquescent,and was precipitated with multi-valent metallic ions.

 セルロースはd−グコースがβ-1,4-グルコシド結合した規則性の高い直鎖状高分子で,紙,パルプ,レーヨン等として非常に多く利用されている.天然セルロースの水酸基は,分子内および分子間で水素結合を形成しているため,セルロースの凝集力は大きく,大部分が結晶化している.そのため,これらの水酸基は試薬等に対するアクセシビリティー(accessibility)が小さい.
 一方,カルボキシメチルセルロース(CMC)は水溶性で,安価な工業用原材料である.低置換度(0.3~0.8)で冷水可溶となる陰イオン性高分子電解質であり,洗剤,食品等様々な製品に利用されている.セルロースの化学反応の中で,酸化反応は織物,綿布,パルプに付着する着色物質や不純物を分解除去する,漂白過程として研究されてきた.セルロースの改質の点から考慮すると,酸化反応位置に選択性のある過ヨウ素酸酸化に限定されると思われる. 過ヨウ素酸酸化されたセルロースは,ピラノース環が開くため,主鎖はフレキシビリティーを有するようになると考えられる.
 本研究では,CMCを過ヨウ素酸酸化させ,直鎖状の高分子電解質を作成し,その特性について検討した.
掲載誌名
島根大学総合理工学部紀要. シリーズA
32
開始ページ
205
終了ページ
216
ISSN
13427113
発行日
1998-12-24
NCID
AA11157087
出版者
島根大学総合理工学部
出版者別表記
Interdisciplinary Faculty of Science and Engineering, Shimane University
資料タイプ
紀要論文
部局
(旧組織)大学院総合理工学研究科
備考
30-41+ / 1997-2007
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