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タイトルヨミ
ワシャロン ト シキョウイク 1 ワシャ ドクシャ ノ ジュヨウ ルイケイ
日本語以外のタイトル
A Study of Poetry Education with Special Reference to ”Story teller's” Viewpoints(1)
ファイル
言語
日本語
著者
足立 悦男
内容記述(抄録等)
詩教育研究の課題は、ホスト鑑賞論の詩教育をどう作りあげていくか、である。私は、ポスト鑑賞論の立場から、ここ数年、「異化・変容・生成」をキーワードに、「異化の世界を作りだす詩教育」の研究をつづけてきた。本稿も、その研究の一編である。
 本稿では、「話者」をめぐる研究課題として、「話者-読者」の受容類型について考察する。「話者-読者」の間には、どのような類型がみられるか、という課題である。この課題を、子どもの受容反応の分析をとおして、明らかにしてみたい。詩教育研究において、これまで全く取りあげられてこなかった、新しい研究課題である。
 この研究では、「話者」を、「作者の設定した『作者』」という意味で使用していく。「話者」の概念は、西郷文芸学によって作りだされれた。そして、法則化・国語の研究グループによって、一般化された概念である。「話者」という概念は、もともと「分析批評」において、作品を作者から独立したテクストとして、批評の対象とするために考えられた概念である。
 本稿の「話者」研究と、西郷文芸学や分析批評との違いは、「作者-話者」を区別するというだけでなく、それによって、詩の授業において、「話者-読者」の受容類型を明らかにしている、という点にある。詩教育研究において、「話者」をめぐる問題といえば、「話者」という存在を認めるかどうか、「作者」と「話者」を区別すべきかどうか、という点であった。したがって、この論文で取りあげる、「話者-読者」の受容類型ということは、これまでほとんど明らかにされてこなかった研究課題である。
主題
話者
作者
異化
変容
生成
掲載誌名
島根大学教育学部紀要. 教育科学
29
開始ページ
1
終了ページ
28
ISSN
0287251X
発行日
1995-12
NCID
AN0010792X
出版者
島根大学教育学部
資料タイプ
紀要論文
ファイル形式
PDF
著者版/出版社版
出版社版
部局
教育学部
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