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タイトルヨミ
ヒ ゲンジツテキ トクセイ ノ カクトク ニカンスル ヨウジ ノ シンネン : ガンボウ ノ ヤクワリ
日本語以外のタイトル
Children’s beliefs about the acquisition of unreal traits : The role of wishes
ファイル
言語
日本語
属性
論文
著者
豊島 美佳 島根大学法文学部卒業生
村瀬 俊樹 島根大学人間科学部
内容記述(抄録等)
本研究は、非現実的特性、および、現実的特性の獲得について、幼児が、願望のあるなしに依存して判断しているのかどうかを検討した。幼児期、および、小学生期を通して、ある特性を持っていない主人公が、大人になって特性を獲得すると思うかという質問に対する、年少児40 名(平均4 歳5 か月)と年長児40 名(平均6 歳5 か月)の反応を分析した。その結果、現実的特性については、年少児も年長児も、願望のある場合の方が願望のない場合よりも、大人になって特性を獲得できると考える一方、非現実的特性については、年少児は、現実的特性と同様に、願望がある場合の方がない場合よりも、大人になって特性を獲得できると考えるが、年長児は、願望のあるなしに関わらず、大人になってもその特性を獲得できないと考える傾向があった。以上の結果から、年少児においても願望に依存して特性の獲得を考えていること、年長児になると、それに加えて非現実的特性の獲得可能性を考慮に加えて判断をするようになるのではないかということが考察された。
主題
非現実的特性
楽天主義
願望的思考
幼児
掲載誌名
社会文化論集
18
開始ページ
129
終了ページ
140
ISSN
18802184
発行日
2022-03-10
NCID
AA12006101
出版者
島根大学法文学部紀要社会文化学科
出版者別表記
Socio-cultural Studies, Faculty of Law & Literature
資料タイプ
紀要論文
ファイル形式
PDF
著者版/出版社版
出版社版
部局
法文学部
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