ダウンロード数 : ?
タイトルヨミ
ムシ メヅル ヒメ ギミ ノ イノウセイ
日本語以外のタイトル
Exceptional talent characteristics of Mushimezuru-Himegimi(A lady who loves insects and caterpillars)
ファイル
言語
日本語
著者
内容記述(抄録等)
 『堤中納言物語』「虫めづる姫君」の主人公の姫君の異常性は、虫類の異様愛玩と外見の異装異貌の2点に集約できるが、その異常を学識と論理を駆使して正当化する手法がまた異常であり、不完全・不合理である。この異常性は、『今鏡』で評価されている「異能性」に近似する。「虫めづる姫君」と『今鏡』には「本」と「末」とを同等に尊重する基本思想が顕示されていて、両作品には共通性がある。虫めづる姫君は「本」(烏毛虫=幼虫)のみを重視するので、基本思想に反していることになり、ここでも彼女の論理は破綻している。ところが、作品内に名前のみが紹介される蝶めづる姫君を「末」(蝶=成虫)のみを重視する存在と認めてみると、虫めづる姫君と蝶めづる姫君とが相補って本末をともに尊重して基本思想を具現する構図が確認できるのである。すなわち、「虫めづる姫君」という作品名は、烏毛虫めづる姫君と蝶めづる姫君の二人の姫君を表すと推断できる。姫君の異能性は、もう一人の姫君に半面を委ねることによって成り立つとも言える。
主題
堤中納言物語
虫めづる姫君
今鏡
異常性
異能性
蝶めづる姫君
掲載誌名
島根大学社会福祉論集
2
開始ページ
47
終了ページ
56
ISSN
18819419
発行日
2008-03
NCID
AA12202620
出版者
島根大学法文学部社会文化学科福祉社会教室
資料タイプ
紀要論文
ファイル形式
PDF
著者版/出版社版
出版社版
部局
法文学部
教育学部
他の一覧
このエントリーをはてなブックマークに追加