ID | 54247 |
タイトルヨミ | ギャクユニュウサレタ カーゴカルト : ヴァヌアツ 、 アネイチュムトウ ニオケル カンコウ ト カイハツ
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日本語以外のタイトル | Cargo Cult as Reimported: Tourism and Development in Aneityum, Southern Vanuatu
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ファイル | |
言語 |
日本語
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属性 |
論文
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著者 |
福井 栄二郎
島根大学法文学部社会文化学科
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内容記述(抄録等) | ヴァヌアツ・アネイチュム島では観光業を発端として、島が緩やかに対立しはじめた。本稿はこの対立を両面から描く。まず観光推進派からすれば、観光業は島に開発をもたらすものであった。それは観光業にとどまらず、多方面への投資、開発が推奨される。進歩や発展を含意する「開発」の思想や実践は、観光業だけではなく、人間の変革も含意している。若者のなかには蓄財がビッグマンになれる手段だと考える者も出始めた。他方、観光慎重派からすれば、これは大きな誤りである。ビッグマンになるには、個人主義に走らず、島の人々に「分配」をしなければならない。つまり「目的のための手段がおかしい」ということになる。「合理的な目的と非合理的な手段の結びつき」をカーゴカルトの定義とするならば、開発の思想と実践はカーゴカルトと親和性をもつことになる。本稿では、一度は放逐された「カーゴカルト」概念を手掛かりに、彼らの「誤った理路」を探求する。
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主題 | カーゴカルト
観光
開発
ヴァヌアツ
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掲載誌名 |
社会文化論集
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巻 | 18
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開始ページ | 13
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終了ページ | 38
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ISSN | 18802184
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発行日 | 2022-03-10
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NCID | AA12006101
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DOI(SelfDOI) | |
出版者 | 島根大学法文学部紀要社会文化学科
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出版者別表記 | Socio-cultural Studies, Faculty of Law & Literature
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資料タイプ |
紀要論文
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ファイル形式 |
PDF
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著者版/出版社版 |
出版社版
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部局 |
法文学部
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他の一覧 |