ダウンロード数 : ?
ファイル
言語
日本語
日本語以外のタイトル
Weathering rate of Miocene Kimachi Sandstone based on changes of rock color values
著者
横田 修一郎 島根大学総合理工学部
妹尾 大輔
西山 賢一
内容記述(抄録等)
島根県宍道湖南岸から産出する“来待石"は新第三紀中新世の凝灰質砂岩であり,優れた加工性を有する反面,急速に風化して軟質化する欠点がある.この岩石の風化過程では鉄成分の酸化による急速な褐色化が特徴である.そこで,来待石の風化速度を得るため,室内自然状態下に置いた新鮮な岩石表面の色彩値を,その風化過程を通じて2年間以上にわたり繰り返し計測した.その結果,褐色化の主要な指標であるb*値は,当初は急速に増大するが,増大速度は時間とともに低下することが明らかとなった.これは,時間(経過日数)をtとすれば,b* = 2.35 log t + 4.40のように表現できる.さらにb*値と岩石の一軸圧縮強度qu(MPa)との間の経験式を用いれば,来待石の一軸圧縮強度は露出後102年以内に半減する.一方,岩石表面から内部への褐色化の進行に関しては,試料切断面の色彩値に基づけば,少なくとも数10日間に表面から2cm以上に達することを確認した.
主題
風化速度
砂岩
色彩値
酸化
掲載誌名
応用地質
47
4
開始ページ
188
終了ページ
195
ISSN
02867737
発行日
2006-10-01
NCID
AN00026635
出版者
日本応用地質学会
DCMI
text
資料タイプ
学術雑誌論文
ファイル形式
PDF
著者版/出版社版
出版社版
部局
(旧組織)大学院総合理工学研究科
このエントリーをはてなブックマークに追加