言語 |
日本語
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タイトルヨミ | ビリョウ ヨウソ ヒリョウ ノ チョウキ レンヨウ ニ トモナウ ホウソ ノ チクセキ ト レンヨウ チュウシ ゴ ノ ザンコウ
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日本語以外のタイトル | Accumulation and Residual Effect of Boron in Long-Term Application of Trace Elements Fertilizer
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著者 |
秋友 勝
東罐マテリアル・テクノロジー(株)研究開発農場
本名 俊正
鳥取大学農学部
増永 二之
鳥取大学農学部
藤山 英保
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内容記述(抄録等) | 熔成微量要素複合肥料(FTE)の長期連用試験を実施し,その施肥効果や利用率,土壌への蓄積経過,ホウ素の残効,無施用で栽培を続けた場合のホウ素欠乏の発生程度などについて検討した.1)FTE区では作物が健全に生育し,ホウ素の過不足とみられる症状は発現しなかった.無施用区では,試験開始から2〜4年目以降,ほとんどの作物でホウ素欠乏症状が発生した.このためFTE区の収量は無施用区をつねに上回った.2)FTE区の熱水可溶性ホウ素含有率は,3種類の土壌ともに10年間は0.6mg kg^<-1>前後で推移し,その後やや上昇し,淡色黒ボク土と普通黒ボク土では1.0mg kg^<-1>前後,陸成未熟土では0.8mg kg^<-1>前後で推移した.土壌および作物中ホウ素含有率の推移より,施肥ホウ素が土壌中に過剰蓄積する傾向は認められなかった.3)土壌の熱水可溶性ホウ素含有率の推移は,雨量とそれに伴う溶脱量との関連性が示唆され,ホウ素肥料の施肥にあたっては当該地域の雨量を考慮する必要がある.4)FTEの連用を中止すると,土壌の熱水可溶性ホウ素含有率は,はじめ数年間は急速に低下し,その後は徐々に低下する傾向を示した.セルリー茎葉中ホウ素含有率は,FTEの連用中止から4〜5年後には無施用区とほぼ同じ濃度まで低下した.長期間ホウ素肥料を施用した場合でもそのホウ素の残効は数年間と考えられた.5)FTEを16年間連用した場合の施肥ホウ素利用率は,淡色黒ボク土で9.9%,普通黒ボク土で10.6%,陸成未熟土で8.2%であった.普通黒ボク土の20年間連用では13.5%であった.
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主題 | 微量要素肥料
施肥ホウ素の残効
ホウ素欠乏
ホウ素利用率
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掲載誌名 |
日本土壌肥料学雜誌
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巻 | 78
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号 | 3
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開始ページ | 269
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終了ページ | 274
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並び順 | 269
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ISSN | 0029-0610
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ISSN(Online) | 2424-0583
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発行日 | 2007-06
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DOI | |
出版者 | 一般社団法人 日本土壌肥料学会
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出版者ヨミ | イッパンシャダンホウジン ニホン ドジョウ ヒリョウ ガッカイ
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出版者別表記 | Japanese Society of Soil Science and Plant Nutrition
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資料タイプ |
学術雑誌論文
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SUタイプ | 9001
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ファイル形式 |
PDF
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著者版/出版社版 |
出版社版
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業績ID | e6684
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部局 |
生物資源科学部
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