島根大学総合理工学部紀要.シリーズA

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島根大学総合理工学部紀要.シリーズA 37
2003-12-15 発行

産学官連携推進のためのコーディネート活動について

Activities of Coordinator for Accelerating Cooperation among Industries, Academia and Government in Research and Development
片山 裕之
八十 致雄
久保 衆伍
ファイル
内容記述(抄録等)
In order to accelerate cooperation among industries, academia and government, the part which is hoped for the coordinator, is arranged. Activities of the coordinator in this one and half years is surveyed. And the methodology and the skill of the coordinator is studied by comparing with that of the consultant.

10数年前から産学官連携が重要視されてきて、島根大学でも平成8年に地域共同研究センターが設置された。センター設立以来5年半の活動については自己評価書にまとめ、平成14年12月に外部評価を受けた。
 産学官連携推進のために官の側ではすでに各種のコーディネーターが配置されていたが、学側にも平成14年1月から産学官連携コーディネーターが着任して活動を開始している。コーディネーター(Coordinator)とは「調整者」の意味があり、それぞれ立場が異なる産、学、官を結び付けて、本来の目的を効率的に達成できるようにすることが期待されている。
 本報では、「コーディネート(Coordinate)」をキーワードとして、
   ・産学官連携の目的,目標の見直し
   ・産学官連携推進上の課題の整理
などを行って、産学官連携をさらに推進し、実効あるものにしてゆくための方策を検討する。