島大法學

島根大学法文学部
ISSN:0583-0362
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島大法學 38 3
1994-11-30 発行

現代民法学における《関係的契約理論》の存在意義(三) : 内田貴教授の所説に対するひとつの批判的評注

Die Bedeutung der Lehre vom 》Relational Contract《 in der gegenwartigen Zivilrechtswissenschaft(3)
川角 由和
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内容記述(抄録等)
一 はじめに
二 内田《関係的契約理論》の実像
   −その成立過程と到達点−
三 内田《関係的契約理論》の学説史的背景
   −日本民法学説(戦前)の「傾向」と<法と社会>モメント− (第37巻第4号)
四 内田《関係的契約理論》の理論的対抗軸
   −内田理論が対決を避けたもの−
 (一)序−内田理論の<前提>としての星野「契約」理論ならびに内田教授による伝統的古典的契約法批判の意味
 (二)いわゆる「伝統的古典的契約」の歴史像とその存在意義−広中俊雄教授の契約法論を中心に (38巻1号)
 (三)いわゆる「契約(法律行為)の解釈」について−原島重義教授の法律行為論・「契約の拘束力」論を中心に
 (四)小括   (第38巻第3号)
五 内田《関係的契約理論》を支える裁判例の批判的検討
   −内田理論における裁判例の意味するもの(その中間的考察)−
 (一)序−考察の射程
 (二)中間的考察(1)−契約《成立》と内田理論
 (三)中間的考察(2)−契約《関係》と内田理論
 (四)小括−残された課題
六 結語(第39巻3号)