島大法學

島根大学法文学部
ISSN:0583-0362
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島大法學 36 3
1992-11-15 発行

Artificial Reason 考 : ホッブズークック論争と近代法学の生誕(三・完)

What in the Artificial Reason ? : Hobbes vs. Coke on Law and Leagal Studies(3)
深尾 裕造
ファイル
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内容記述(抄録等)
目 次
 序論
 はじめに
 Artificial vs Natural
 Contract-Counsel-Command
 法・法学峻別論から法学批判へ
科学としての自然法学
 Prudentia vs Sapientia
 正義の科学は契約から生じる
 正義(Meum et Tuum)論の展開
 正義概念の旋回
 双方未履行契約と国家法学の導出(以上『島大法学』第三五巻四号)
科学としての国家法学
 法解釈学としての近代法学
 法学実証主義から法律実証主義へ
 Lex Scripta et Lex non scripta と法解釈学
成文法解釈論
 中世末コモン・ローにおける成文法解釈原理
  チューダー期立法解釈問題の展開
  公共善概念と立法解釈論
  制定法解釈原理としての「新たな」エクィティ概念
   ヘイドン事件の歴史的位置−拡張解釈原理の完成
 制定法解釈学としての判例法学
 成文法の欠鉄ともう一つの Artificial vs Natural Reason 論(以上『島大法学』第三六巻一号)
不文法解釈論
 不文国家法としての自然法
   ホッブズにおける自然法の二重化
  慣習法論をめぐる争点
  合理性基準としての普通慣習法
 不文法解釈学としてのコモン・ロー法学
   コモン・ローとは何か
   「学問(Art)の基礎」「理性の結論」としてのマクシム
   コモン・ロー=「Artificial Reason の完成」とマクシムの機能
   マクシムと判例法学一ホッブズのクツク法学批判再考
  厳格先例拘束性論者ホッブズ?:Responsa Jurispudentum と公的判例集
  見失われた法学−マクシム論の行方−
まとめにかえて