目 次
序論
はじめに
Artificial vs Natural
Contract-Counsel-Command
法・法学峻別論から法学批判へ
科学としての自然法学
Prudentia vs Sapientia
正義の科学は契約から生じる
正義(Meum et Tuum)論の展開
正義概念の旋回
双方未履行契約と国家法学の導出(以上『島大法学』第三五巻四号)
科学としての国家法学
法解釈学としての近代法学
法学実証主義から法律実証主義へ
Lex Scripta et Lex non scripta と法解釈学
成文法解釈論
中世末コモン・ローにおける成文法解釈原理
チューダー期立法解釈問題の展開
公共善概念と立法解釈論
制定法解釈原理としての「新たな」エクィティ概念
ヘイドン事件の歴史的位置−拡張解釈原理の完成
制定法解釈学としての判例法学
成文法の欠鉄ともう一つの Artificial vs Natural Reason 論(以上『島大法学』第三六巻一号)
不文法解釈論
不文国家法としての自然法
ホッブズにおける自然法の二重化
慣習法論をめぐる争点
合理性基準としての普通慣習法
不文法解釈学としてのコモン・ロー法学
コモン・ローとは何か
「学問(Art)の基礎」「理性の結論」としてのマクシム
コモン・ロー=「Artificial Reason の完成」とマクシムの機能
マクシムと判例法学一ホッブズのクツク法学批判再考
厳格先例拘束性論者ホッブズ?:Responsa Jurispudentum と公的判例集
見失われた法学−マクシム論の行方−
まとめにかえて