タイトルヨミ | ガッコウ ブヨウ ノ ソウサク ニ カンスル ショモンダイ 2
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日本語以外のタイトル | Problems in the Creation of the School Dance
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ファイル | |
言語 |
日本語
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著者 |
碓井 エイ
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内容記述(抄録等) | まったく個性的な自己の身体を素材にして行なう表現活動・創作活動は個性的であるがために問題点が少なくない。例えば与えられた諸種の条件によってそれぞれ身体表現を行ない,次第にひとつのフレーズに纒めあげ,場合によっては良い空間性を駆使し,さらに時間的内容にも充実した創作作品を一応満足感を得るまで到達させる活動は矢張り困難を伴なうのが現在の実状といってよかろう。
昨年度までの研究によって次の事柄が或程度明確にできたと考えている。すなわち小・中・高校において,グループ学習による創作舞踊を経験した教育学部舞踊Iの受講生達は、(経験の無い特別課程保健体育科男子専攻生も含めて)自由選題による個人表現,創作作品を創るところの一般的身体表現能力をもっていると考察している。しかし自由に動きを生みだし連続させ発展できる各個人も,グループ活動による創作の場合は予想以上に多くの制約を受ける結果,いわば変化の要素の少ない単純な表現構造による作品に終止する現象をよくみる。そこで各個人のもつ身体的表現・創作能力をできる限りに容易に各集団作品に転移する手段を考えていきたい。 今回はもっとも単純な動き創りから始めて,ひとつのフレーズに動きを反復延長,展開する場合の問題点を探り,さらに一般的に考えられている「動きを生みたすひとつの動機づけとなっている音楽」(今回はピアノ伴秦)を与えて,これらに関する問題点を考察してみる。 |
掲載誌名 |
島根大学教育学部紀要. 教育科学
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巻 | 5
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開始ページ | 181
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終了ページ | 204
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ISSN | 0287251X
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発行日 | 1971-12-20
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NCID | AN0010792X
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出版者 | 島根大学教育学部
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出版者別表記 | The Faculty of Education Shimane University
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資料タイプ |
紀要論文
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部局 |
教育学部
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他の一覧 |