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タイトルヨミ
LOCAL LAW THEORY ニ オケル ハンチロン
日本語以外のタイトル
The Renvoi Doctrine in the Local Law Theory
ファイル
a005003h005.pdf 1.82 MB ( 限定公開 )
言語
日本語
著者
三浦 正人
内容記述(抄録等)
本稿は、既に発表したW・W・クツクの学説の紹介の続きをなすもので、クツクの反致論の解明と若干の乏しい考察をなすことによって、反致論に就いての筆者の考えを整理せんとの意図に出でたものに外ならない。
はじめに、論旨の混乱を避けるため、反致の一般的意味を確定する必要があろう。ふつう反致論というのは、内国国際私法の規定により、ある渉外私法関係が甲国法によるとせられる時、甲国の国際私法規定若しくは甲国の指定する乙国の国際私法規定をも考慮して準拠法を決定すべしとの理論である。従つて、反致論とは内国国際私法規定がそれと牴触する外国国際私法規定に屈服する場合を認める理論であり、その意味で反致論は牴触法の牴触に関する問題であること、ひいては、国際私法の現実と機能的要請との背離に絡む本質的な問題であることは、ひろく認められている。
掲載誌名
島根大学論集. 社会科学
3
開始ページ
52
終了ページ
64
ISSN
04886534
発行日
1957-03-30
NCID
AN00108161
出版者
島根大学
出版者別表記
Shimane University
資料タイプ
紀要論文
ファイル形式
PDF
著者版/出版社版
出版社版
部局
法文学部
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