タイトルヨミ | J.S.バッハ ノ ショウフーガ トタンチョウ BWV578 ピアノ ドクソウ ノ タメノ ヘンキョク
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日本語以外のタイトル | Fugue in G Minor BWV578 by J.S.Bach : A Transcription for Piano Solo
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ファイル | |
言語 |
日本語
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著者 | |
内容記述(抄録等) | 本稿で取り上げるJ.S.バッハの「小フーガト短調」は、中学校の鑑賞共通教材に含められている曲である。鑑賞の指導におけるねらいは、いろいろな音楽を聴くことによって、音楽の美しさや価値を感じ取ることができる能力を養い、それとともに生徒自らが進んで音楽を味わおうとする意欲を起こさせ、音楽に対する感性と音楽を愛好する心情を育てることにあるが、ともすれば、授業における鑑賞は、歌唱や器楽のような自己から積極的に表現する活動と比較して、音楽の美しさを感じ取るだけという受動的または消極的な行為としてとらえられがちになる。確かに、音楽を聴いて曲の雰囲気を味わい、その曲想を抱くことは重要な一面であるが、しかし他方の鑑賞における要素、つまり曲の構成や様式については、レコードやCDを聴くだけで理解するのは容易なことではない。なぜならば副1棟や経験を積んだ専門家であっても、初めての曲を2、3度聴いただけではその全容を理解するのは難しいからである。そこで生徒が理解しやすくするためには、主題や構造、作曲技法を説明するなどの教師側からのはたらきかけが大切となる。その際に曲の全体や一部を実際に演奏して聴かせることは有効な指導のひとつであり、フーガのようなポリフォニー音楽を理解するうえではこれは必要不可欠であると考える。しかし現実には、パイプオルガンはごく一部のホールや教会にしか設置されておらず、仮にそのような場所を利用できる機会があったとしても、おそらくパイプオルガンを正しく演奏できる教師は極々僅かであろう。各学校に設置されていて、しかも同じ鍵盤楽器に属するピアノを利用するのが実用的かつ有効的な方法ではないだろうか。
ところで、一般的にピアノは音楽という広い意味では器楽に含まれるが、中学校の音楽教育における器楽はリコーダーやギターの重奏や合奏が中心となっている。ピアノは歌唱やほかの器楽の斉奏のための伴奏楽器として利用される面が多い。ピアノは本来は独奏楽器であるが、そのほかに伴奏楽器ともなり、また他方ではいろいろなかたちで使われる。つまり重奏、合奏、それに管弦楽など他の演奏形態を代用するための楽器としてである。学校教育では、この代用楽器という面をもっと積極的に生かすことはできないであろうか。いろいろな作品をピアノ用に編曲して弾くことよって、音楽をより身近なものとしてとらえることができるであろう。 そこで、本稿ではこのような観点から、J.S.バッハのオルガン曲「小フーガト短調」のピアノ編曲を考察した。 |
掲載誌名 |
島根大学教育学部紀要. 教育科学
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巻 | 28
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開始ページ | 25
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終了ページ | 35
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ISSN | 0287251X
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発行日 | 1994-12-25
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NCID | AN0010792X
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出版者 | 島根大学教育学部
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出版者別表記 | The Faculty of Education Shimane University
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資料タイプ |
紀要論文
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部局 |
教育学部
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