Studies in language and culture : memoirs of the Faculty of Law and Literature

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Studies in language and culture : memoirs of the Faculty of Law and Literature 42
2017-03 発行

バーナード・ウィリアムズと二種類の相対主義

Two Kinds of Relativism in Bernard Williams
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バーナード・ウィリアムズは、その主著の一つである『倫理と、哲学の限界』(Ethics and Limits of Philosophy, 1985. 以下『限界』と略)で、倫理に関する相対主義に対し批判的評価を試みている。後に述べるように、ウィリアムズは最終的に、ある種の相対主義(的な決着のつけ方)を自ら提唱するに至る。ただし、その結論に到達する過程において、彼はそれとは別種の相対主義(的な決着のつけ方)を全面的に否定している。本稿の目的は、彼が前者を提唱するに至る論理構成を取り出すと共に、前者と後者との共通点と相違点を浮き彫りにすることである。
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島根大学法文学部