Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University. Natural science

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Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University. Natural science 11
1977-12-25 発行

1500m走と体重・身長・<PWC>_<170>の関係についての研究

A Study of the Relation between 1500m Run and Body Weight, Height, or <PWC>_<170>
Ohtani, Kazutoshi
Kubota, Kohki
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 長い距離をより速く走るためには呼吸機能の持久性,循環機能の持久性,脚筋の持久性,精神機能の持久性いずれもがすぐれていることが要求される。いいかえると,これらの要因のいずれかが持久走記録の制限因子となっている可能性が強いわけである。特に,トレーニングされた人においては,呼吸・循環機能の持久性が持久走記録の制限因子になっていると考えられる。
 そこで筆者等は既報に於て,運動部所属男子大学生を対象として持久走と<PWC>_<170>の関係について研究し,走る距離が長くなる程持久走記録と<PWC>_<170>の相関が高くなること,<PWC>_<170>そのままの値より単位体重当りの<PWC>_<170>の値が持久走記録との相関が高いこと,と共に体重が大なる者においては体重と持久走記録の間に高い逆相関がみられる,すなわち体重が大きい者では体重が持久走にマイナスに作用し,制限因子となっているという結果を得て報告した。
 そこで今回は,体格,特に体重,と持久走記録の関係に注目し,体重・身長・<PWC>_<170>のそれそれが1500m走タイムとどのようなかかわりあいをもっているかについて例数をふやしより詳細に検討することを目的とした。