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ID 126
タイトルヨミ
シャナイ ヨキン ノ ゲンジョウ ト モンダイテン
日本語以外のタイトル
Situation and problem of COMPANY CREDIT
ファイル
a001003003h005.pdf 1.51 MB ( 限定公開 )
言語
日本語
著者
谷 啓輔
内容記述(抄録等)
 昭和六一年(一九八六)は、「円」が世界最強の通貨となり、わが国が世界最大の債権国となった年である。すなわち、円の対ドルレートは、年頭で二〇二円という二〇〇円跳び台で出発したものの、夏には一時一五二円にまで高騰し、年末にはニハ○円台に戻って越年した。年間、四〇円の円高であった。
 一方、現地生産体制、輸出先国での設備投資の盛行は、国内にカネあまり現象をもたらし、相次ぐ公定歩合の引下げ(年末で三%)による預貯金レートの低下と相まって、財テクブームを生むことになる。そして、財テクの申し子ともいうべき低当証券に,まつわるトラブルが、連日の新聞を賑わした。
 こうした状況にあって、専攻は民法、とりわけ金融法の分野に傾斜しがちであり、労働法学とは遠く隔っている筆者であるが、いわばその接点にある社内預金(勤務先預金)に関する問題点を採り上げ、過去を回顧し、将来の展望を試みるのも、それなりの意味があるのではなかろうか、と思い至った。もとより、不馴れな領域に属する事項であるので、完成品を提供する自信はない。今後の研究に一つの素材ともなれば、との願いで筆をとる次第である。
掲載誌名
島大法学
30
3
開始ページ
145
終了ページ
160
ISSN
05830362
発行日
1987-02-15
NCID
AN00107522
出版者
島根大学法文学部
出版者別表記
The Faculty of Law and Literature, Shimane University
資料タイプ
紀要論文
部局
法文学部
備考
近藤正三先生定年退官記念号
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