ID | 2239 |
タイトルヨミ | SMALL CLAUSE ト ウケミ ノ イミロン
|
日本語以外のタイトル | On English Small Clauses and the Semantics of Passives
|
ファイル | |
言語 |
日本語
|
著者 |
遠藤 喜雄
|
内容記述(抄録等) | (1)の文のイタリック体の部分はsmall clauseとよばれる。
(1)John considers Mary smart. このsmall clauseに関して,従来,なされてきた主な議論として次の二点がある。 (I)small clauseは統語的な構成素をなすか否か。 (II)動詞はsmall clauseにどのような制約を課すか。 本稿の目標は,この二点の考察を通して、s㎜all clauseの統語的、意味的特質を明らかにするところにある。 まず,第一点の意味するところを考えてみよう。(1)のイタリック体のsmall clauseについて,従来,それが統語的な構成素をなすという立場と,なさないという立場の二つが提案されてきた。第一節で,その二つの立場を検討し,small clauseが統語的な構成素をなすことをみる。 次に多このsmall clauseにどのような制約が課されるかという,第二の問題を考えてみよう。具体的にいうと,従来,動詞がsmall clauseに,あるタイプの範疇を要求する(categorial selection)という立場と,あるタイプの意味的な要素を要求する(semantic selection)という立場の二つが提案されてきた。第二節では、この二つの立場を検討し,動詞がsmall clauseの述部に課すのは、意味的な制約であることを見る。さらに,第三節において,その意味的な制約が、英語の受け身構文の意味論の解明に有効に働くことを見る。 |
掲載誌名 |
島根大学法文学部紀要文学科編
|
巻 | 11
|
号 | 2
|
開始ページ | 21
|
終了ページ | 38
|
ISSN | 03886859
|
発行日 | 1988-12-25
|
NCID | AN00108081
|
出版者 | 島根大学法文学部
|
出版者別表記 | Shimane University, Faculty of Law and Literature
|
資料タイプ |
紀要論文
|
ファイル形式 |
PDF
|
著者版/出版社版 |
出版社版
|
部局 |
法文学部
|
備考 | 法文学部開設10周年記念(The 10th Anniversary Issue of the Faculty of Law and Literature)
|
他の一覧 |