島大法學

島根大学法文学部
ISSN:0583-0362
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島大法學 42 4
1999-03-31 発行

レスボスの職人の定規(2・完) : 不文法学的立法解釈論の系譜を求めて

The Leaden Rule of the Lesbian Artificers : Toward the Jurisprudence for lus non Scriptum
深尾 裕造
ファイル
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内容記述(抄録等)
目 次
プロローグ
  −エピエイケイア・もう一つの正義概念−
第一章 諸前提
  −エピエイケイア・アェクイタス・エクィティ−
 第一節 不文國法論の基礎としてのエピエイケイア概念
 第二節 公平的正義としてのアエクイタス概念
 第三節 アエクイタス概念とエピエイケイア概念の融合
    一 aequum et bonum
    二 aequitas va rigor juris
第二章 中世コモン・ロー法学とアエクイタス
 第一節 法の精髄としてのアエクイタス
 第二節 ブラクトンと類推適用のアエクイタス
 第三節 制定法解釈のエクィティ
第三章 カノン法のアエクイタスとエピエイケイア概念の復活
 第一節 カノン法のアエクイタス概念の形成
 第二節 カノン法のアエクイタスとエピエイケイア概念との融合
        −ジェルソン−
 第三節 エピエイケイア概念の復活
        −セント・ジャメイン−
第四章 エリザベス期立法解釈論とエピエイケイア法解釈論の展開
第一節 人文主義とイングランド法学
第二節 二つの制定法解釈論
       −エジャートンとハットン−
第三節 プラウドゥン判例集とエピエイケイア立法解釈論の展開
       −例外法理から縮小解釈論へ−
第四節 エクィティ論と裁量権問題
  一 大法官裁判所の管轄権と裁量問題
      −ランバード−
  二 法律内在的エクィティ論
      −オルデンドルップとウェスト−
第五節 二つのエピエイケイア立法解釈論
  一 学識法論としてのエピエイケイア法解釈論
      −メランヒトンとヘイク−
  二 エピエイケイア法解釈論から擬制的法解釈論へ
      −アッシュからフィンチヘ−
エピローグ
 −エピエイケイア論の行方−
第一節 エピエイケイア立法解釈論とクック法学
第二節 近代法学とエピエイケイア立法解釈論
      −ブラックストーンとオースチン−