島大法學

島根大学法文学部
ISSN:0583-0362
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島大法學 29 1
1985-06-15 発行

無償利用契約論序説 : commodatumとprecariumの史的展開(七)

Uber den Vertrag fur unentgeltliche Gebrauchsuberlassung(7)
岡本 詔治
ファイル
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内容記述(抄録等)
序  論       (二六巻二・三号)
第一章 古代期の法
 一 私所有権と社会構造 (二七巻一号)
 二 使用貸借の生成   (二七巻二号)
 三 プレカリウムの生成
 四 小結        (二七巻三号)
第二章 前古典期の法
 一 使用貸借法の停滞
 ニ プレカリウムの発展(二八巻二号)
第三章 古典期の法
 一 使用貸借法の発展  (二八巻三号)
 ニ プレカリウムの展開
  1 プレカリウムの実際的機能
  (1) 解除約款附売買の場合
  (2) 信託質と質(piguus)の場合
  (3) 家族的無償利用とプレカリウム
  (4) 贈与に類似したプレカリウム
  2 役権的プレカリウムの生成
  (1)地役権・建物役権の場合
  (2)墓地への通行利用関係
  (3)人役権の場合
  (4)所持プレカリウム
  3 プレカリウムの特質
  (1)占有プレカリウムと所持プレカリウム
  (2)プレカリウムの恩恵性・無償性
  (3)悪意(dolus)責任と改良費
  (4)プレカリウムの相続性
  (5)占有法との交錯
 三 居住利益と無償利用
  (1)事実的居住利用
  (2)債権的な住居権と使用借権
  (3)住居権とプレカリウム
  (4)物権的住居権
  (5)贈与としての居住利用
四 小結      (以上本号)