序 論 (二六巻二・三号)
第一章 古代期の法
一 私所有権と社会構造 (二七巻一号)
二 使用貸借の生成 (二七巻二号)
三 プレカリウムの生成
四 小結 (二七巻三号)
第二章 前古典期の法
一 使用貸借法の停滞
ニ プレカリウムの発展(二八巻二号)
第三章 古典期の法
一 使用貸借法の発展
1 契約法の展開
2 使用貸借法の変遷
(1) formula in factum contraria の生成
(2) actio in jus commodti の生成
(3) a.in.jus の成立時期
(4) a.in.jus の構成
3 使用貸借法の構造
(1)使用貸借の社会的機能
(2)契約の成立と事実的利用(法的拘束力)
(3)無償性 (4) 契約の主体と客体
(5)使用借権の存続・消滅
4 契約責任と契約利益
(1)custodia 責任
(2)責任体系と契約利益論
5 creditum 論と要物契約
(1)creditum 理論
(2)要物契約のカテゴリー
6 占有法・所有法との交錯
7 使用貸借法の特質 (以上本号)