経済科学論集

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経済科学論集 44
2018-03-29 発行

オープンデータを利活用したビジネスの分類と可能性に関する研究

A Study of the Classification and Possibility of Business by Using Open Data
段 潤 島根大学研究機構戦略的研究推進センター 特任助教
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内容記述(抄録等)
 オープンデータとは、イギリスのOpen Knowledge Foundation の定義によると、自由に使え再利用もでき、かつ誰でも再配布できるようなデータのことである(VLED, 2016a)。Gurin(2014)はオープンデータを政府あるいはほかのソースから、誰でも個人あるいはビジネス使用のためにアクセスできる公開データと定義する。庄司(2015)において、オープンデータとは、誰もが、いかなる目的においても、自由に使用・編集し、共有することができるデータのことで、これは行政、民間企業などのデータを含めた、オープンなライセンス、オープンなアクセス、オープンな形式に則ったデータを指すとしている。
 本稿ではGurin(2014)の定義に従い、政府、企業、組織、および個人からのオープンアクセスできる公開データをオープンデータとして、ケーススタディによるオープンデータのビジネスアーキタイプを分類し、各ビジネスアーキタイプ1のビジネス可能性について分析することを目的とする。
Open Data is defined as public data, from government of other sources, that’s available for anyone to access for personal or business use( Gurin, 2014. p.2). It is shown in many quantitative studies that the utilization of Open Data has great economic effect, but how this economic effect reflects in the business still requires case-by-case analysis. This study summarize the business archetypes by using Open Data, aimed to classify Open Data business archetypes based on the process of using Open Data, and try to discuss the business possibilities of each business archetype.
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