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ID 31538
Title Transcription
シマネケン ニ オケル キンダイ サンバ セイド ウンヨウ ニ カンスル ケンキュウ
Title Alternative (English)
A study of the organizing process of the modern midwifery system in Shimane Prefecture
File
language
jpn
Attribute
Article
Author
Miyamoto, Kyoko Faculty of Law and Literature, Shimane University
Description
生命誕生の介助者である「産婆」は,堕胎行為の周辺に存在するものとしても認識されていた。本稿では,島根県を対象に,明治期を通じてどのような法規制のもとに産婆があったのかを検討することで,生殖との関連で産婆がどのような存在として認識されていたかを探ることを目的とした。島根県は全国レベルの産婆制度の運用と比べ早いスピードで産婆の管理統制を進めた。その背景には,堕胎行為に深く関わる存在である産婆の質の改善を急ぐことで,堕胎の取締を強化しようとする県の方針があったものと推察される。このことは,結果として明治期以降の島根県の産婆の質の向上につながり,その産婆の貢献が母子保健の向上に大きく寄与することになったといえよう。
Subject
島根県
産婆
産婆制度
堕胎
Journal Title
社会文化論集 : 島根大学法文学部紀要社会文化学科編
Volume
11
Start Page
37
End Page
54
ISSN
18802184
Published Date
2015-03-25
NCID
AA12006101
DOI(SelfDOI)
Publisher
島根大学法文学部
NII Type
Departmental Bulletin Paper
Format
PDF
Text Version
出版社版
OAI-PMH Set
Faculty of Law and Literature
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