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ID 1058
タイトルヨミ
アソビ ノ アトニ ミタモノ ハ ハル ト シュラ ダイニシュウ イワテ サンロク バンシュウ キコウシグン コウ
日本語以外のタイトル
A Study of Group Poems on the Picnic at Foot of Mt. Iwate in Late Autumn in HARU To SHURA II
ファイル
言語
日本語
著者
木村 東吉
内容記述(抄録等)
はじめに
 《春と修羅第二集》における晩秋の岩手山麓を舞台とした作品、二九番[野馬がかってにこさえたみちと一(一九二四、一○、二六こと三三○番[うとうとするとひやりとくる](同前)は、逐次稿の変化が大きいことで注目されてきu∵これらは作品番号と日付は同じでも、[野馬がかってに…]の場合は二作品の、一うとうとすると…]の場合は四作品の連続的展開かと見られるほどで、通常の推敵過程を逸脱したところがある。賢治詩の逐次稿ではこうした展開を見ることが珍しくないが、その理由は何か。すべてを改稿時の発想の転換としたのでは、全作品がこのように改稿されるわけでもないから、問題の本質を見逃すことになると思われる。本稿では、こうした改稿の必然件について考えてみたい。
 その時、作品を日付順に配列した『校本宮澤賢治全集』の『第二集』で見る一九二四年秋の作品には番号の錯綜が多く、逐次稿の分岐的展開と番号錯綜問題とが相互に関連している。したがって、考察はおのずから《第二集》の構成法とその変容の問題へと展開することになろう。
主題
春と修羅 第二集
詩群構成
番号順編集
詩稿成立期
差し替え的改稿
掲載誌名
島根大学教育学部紀要. 人文・社会科学
29
開始ページ
1
終了ページ
16
ISSN
02872501
発行日
1995-12
NCID
AN00107952
出版者
島根大学教育学部
資料タイプ
紀要論文
ファイル形式
PDF
著者版/出版社版
出版社版
部局
教育学部
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