島大法學

島根大学法文学部
ISSN:0583-0362
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1989-11-15 発行

「人間の尊厳の原理」と現代労働法学の課題(四・完)

The Principle of Human Dignity and Labor Law(4)
遠藤 昇三
ファイル
a001003303h004.pdf 2.64 MB ( 限定公開 )
内容記述(抄録等)
一 はじめに
二 「人間の尊厳の原理」の意義
 1 「人間の尊厳の原理」の生成
 (1)戦後世界思潮としての「人間の尊厳の原理」の意義
 (2)日本国憲法における「人間の尊厳の原理」
 2 現代社会における「人間の尊厳の原理」の意義
 (1) 客観的条件の変化との関わり
 (2) 主体的条件の成熟との関わり
 3 「人間の尊厳の原理」は法の理念となりうるか
三 「労働の従属性」論と「人間の尊厳の原理」
 1 「労働の従属性」論の真義について
 2 労働者権の正当性の根拠=「人間の尊厳の原理」(三二巻三・四号)
四 戦後労働法学転換の試みと「人間の尊厳の原理」
 1 戦後労働法学の枠組とそれを支えた要因
 (1)戦後労働法学の特徴と問題点
 (2)戦後労働法学を支えた要因
 2 戦後労働法学の変動要因とその転換の試み
 (1)戦後労働法学を支えた要因の変動
 (2)戦後労働法学転換の試み(=見直しの視点)
 3 「人間の尊厳の原理」と戦後労働法学転換の試み(三三巻一号)
五 自由・生存権の連関と自由の優立
 1 自由と生存権の現代的変容
 (1)自由の変容
 (2)生存権の深化・拡大
 (3)自由・生存権の相対化と残された課題
 2 自由と生存権の連関を媒介するもの
 3 「自由優位」の根拠と自由のジレンマの克服
 (1)「自由優位」の根拠は何か
 (2)自由のジレンマをいかに克服するか(三三巻二号)