島根大学大学院教育学研究科「現職短期1年コース」課題研究成果論集

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島根大学大学院教育学研究科「現職短期1年コース」課題研究成果論集 5
2014-03-25 発行

鉄棒運動における「動きの言語化」を引き出す指導法のあり方

A Study of teaching method to enable students to verbalize their performance on the horizontal bar exercises
Mishima, Yasunori
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本研究の目的は,小学校体育科における鉄棒運動の学習場面において,児童が運動のコツを自分の言葉で表現するための方法として,スポーツオノマトペを取り入れた支援の有効性を検証することである。7月・10 月に授業実践を行い,実践場面における運動の様子や児童の発言,学習カード・振り返りカードの記述を分析した。
その結果,スポーツオノマトペの考え方を取り入れた支援は,「動きの言語化」を図り,技を習得するのに有効であった。だが,運動のコツをオノマトペで表現するためには,「動きの言語化」を何度も繰り返し行うこと,また,オノマトペで表現するのに適した技の習得段階を見極めることが必要なことが示唆された。
NCID
AA12716617