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ホッカイドウ ヒヤマグン クマイシムラ タテヒラ ノ ヘンセイガン 1 ケイガン ケイシツ ネンバンガン ネンバンガン オヨビ キリョクガン オ ゲンガン ト スル ヘンセイガン ニ ツイテ
日本語以外のタイトル
Thh Metamorphic Rocks of Tatehira, South West Hokkaido, Japan(I) : On the metamorphic rocks originated from chert, siliceous pelite, pelite and diabase
ファイル
言語
日本語
著者
小林 英夫
内容記述(抄録等)
 この論文で紹介する変成岩類は,北海道渡島半島の西岸,熊石村館平に露出する(地質図)。その分布はきわめてせまく,南北約800m,東西約400mの範囲に限られる。変成岩類の一部は,館平の海岸ぞいの岩礁を形作っている。館平変成岩の南部と北部は,変成作用の直接の原因と考えられる石英閃緑岩により貫かれ,東部は緑色凝灰岩層によって不整合におおわれる。緑色凝灰岩層はこの地域の新第三紀層の最下部層で,従来福山期のものとされてきた。石英閃緑岩もまたこの緑色凝灰岩層により不整合におおわれる。
 館平の変成岩は,20万分の1北海遣地質図では,相沼という地名の附近にHf(ホルンフェルス)の記号で示されている。
 館平変成岩類は,主として珪岩,珪質粘板岩を源岩とする変成岩からなるが,輝緑岩源の変成岩およびマンガンに富んだ堆積岩を源岩とする変成岩を伴なう。マンガンに富んだ堆積岩源の変成岩についての説明は他の機会にゆずることにして,この論文では,珪岩,珪質粘板岩,粘板岩および輝緑岩を源岩とする変成岩についてのみふれることにする。いまだ不充分な点があることは否定できないが,現在までに知ることができたことをとりあえず報告する。いわば,この論文は予報的なものであることをおことわりしておく。
掲載誌名
島根大学文理学部紀要. 理学科編
8
開始ページ
105
終了ページ
113
ISSN
03709434
発行日
1975-03-10
NCID
AN0010806X
出版者
島根大学文理学部
出版者別表記
The Faculty of Literature and Science, Shimane University
資料タイプ
紀要論文
部局
総合理工学部
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