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タイトルヨミ
ニシ サンイン ノ ヨコ アナ ニツイテ
ファイル
a006008h008.pdf 1.72 MB ( 限定公開 )
言語
日本語
著者
山本 淸
内容記述(抄録等)
山陰の構穴には早くから学界に紹介されたものも幾つかはあるが、その全体的な様相を概観したものはない。山陰にも色々な意味で注意に価する古墳は多数あるが、数の上で最も多いものは横穴であろう。その横穴について一応の概観を試みるのが本稿の主旨である。それは横穴は山陰では最も普及している墳墓形式であるから、村落社会の所産たる古墳を取り扱う上にはどうしても必要な一応の基礎であると思われるし、また横穴がごの地方に極めて濃密に分布することからして、古代における一種の文化圏乃至文化交渉と云つた問題についても若干の示唆が得られるようにも思えるからである。
今ここに西山陰地域即ち雲石隠の三国を直接の対象として取り上げたのは、筆者が未だ東部地域について西部と同様に論じ得る資料を十分にもたないからであつて、将来東部をも一括して概観出来るよう調査に努力したいと思つている。
掲載誌名
島根大学論集. 人文科学
8
開始ページ
96
終了ページ
108
ISSN
04886518
発行日
1958-02-28
NCID
AN00108183
出版者
島根大学
出版者別表記
Shimane University
資料タイプ
紀要論文
部局
法文学部
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