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ID 51453
言語
日本語
タイトルヨミ
オキナワ ノ マングローブ ドジョウ ノ チキュウ カガク テキ ケントウ
日本語以外のタイトル
Geochemical evaluation of present mangrove soil in Okinawa Island, Japan
著者
Ibrahima M’Bemba DIALLO 島根大学総合理工学研究科
内容記述(抄録等)
沖縄におけるマングローブは人間活動,特に自然の土地の改変や赤土流出により抑圧を受けている.いくつかのマングローブを記載し,多元素組成分析からその土壌の組成を検討した.一般のマングローブの土壌試料は有機物に関連して,Zn, Cu および Fe などの重金属と TS (全イオウ)とP2O5 に富んでいる.生物群の卓越するマングローブの土壌では,赤土の流入の影響を受けた土壌に比べ暗色である.一方で,森林破壊を受けているマングローブ土壌はCaO に富んでおり,これは海洋からの炭酸塩鉱物による.沖縄におけるマングローブの森林破壊やその土壌の劣化は,戦後の急速な土地利用や農業活動に関連していた.今回の検討は限られた範囲のものであるが,一般のマングローブ土壌と赤土の流入を受けた土壌では,地球化学的には対照的である.この様なマングローブの観察と地球化学的データは赤土の組成を理解し,マングローブの保全を計画する上で有用であると期待される.
主題
mangrove
geochemistry
red soil
Okinawa Island
掲載誌名
地球科学
70
4
開始ページ
119
終了ページ
128
ISSN
0366-6611
ISSN(Online)
2189-7212
発行日
2016-10-25
DOI
出版者
地学団体研究会
出版者ヨミ
チガク ダンタイ ケンキュウカイ
出版者別表記
The Association for the Geological Collaboration in Japan
資料タイプ
学術雑誌論文
部局
総合理工学部