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タイトルヨミ
チホウ ニ オケル ロウニンセイ : ホシュウカ ト チイキカン カクサ
日本語以外のタイトル
Hoshūka as Supplemental Courses against Regional Divide of the Opportunity for Higher Education
ファイル
言語
日本語
著者
北川 翼
内容記述(抄録等)
補習科とは、浪人生の教育支援のために、島根県・岡山県・香川県・宮崎県など西日本のいわゆる地方の県を中心に、高等学校に附設されてきた機関である。鳥取県では2013年まで同様の機関として専攻科が存在し、現在ではその後身としてNPO法人倉吉鴨水館が教育活動を行っている。本稿ではまず、文献資料・各校に対する質問紙調査・補習科卒科生に対するインタビュー調査の組み合わせから、これまであまり知られてこなかった補習科の歴史とその教育の現状を明らかにする。さらに、高等教育進学機会の地域間格差という課題に対して、従来の研究および国の教育政策では浪人段階の教育条件という契機の重要性が見逃されてきたことを指摘するとともに、補習科とは、そうした教育条件の地域間格差という現実に直面する中で地域の教育現場が続けてきた生徒支援策として、地域に根づいた教育文化のひとつと言いうるものであることを示す。
主題
補習科
専攻科
浪人生
教育の地域間格差
高等教育進学機会
掲載誌名
島根大学教育学部紀要
50
開始ページ
141
終了ページ
152
ISSN
18808581
発行日
2016-12-28
NCID
AA12171265
DOI(SelfDOI)
出版者
島根大学教育学部
資料タイプ
紀要論文
ファイル形式
PDF
著者版/出版社版
出版社版
業績ID
e30828
部局
教育学部
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