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Title Transcription
フジンカ ガン カンジャ ニ オケル パクリタキセル カビンショウ ハツゲン ノ ヨボウ ニ タイスル アプレピタント ヘイヨウ ジ ノ デキサメタゾン トウヨ リョウ ノ エイキョウ
Author
杉原 請香
Description
パクリタキセル(PTX)はデキサメタゾン(DEX)を含む前投薬が必須である。制吐目的での DEX については、アプレピタント(APR)併用時は、薬物相互作用の観点から減量が推奨されているが、DEX 減量による過敏症予防に及ぼす影響についての報告は少ない。本研究では、当院における婦人科がん患者を対象に初回 PTX 投与中の過敏症発現の予防に対する DEX 投与量の影響について、後方視的にカルテ調査を実施した。その結果、DEX 9.9 mg の過敏症発現率は 19.8 mg より有意に高値であった。また、薬物間の相互作用を考慮し DEX 投与量と APR 併用の有無について検討した結果、APR 併用群における DEX 減量は過敏症発現率を有意に高め、APR併用に関係なく DEX 減量は過敏症発現リスクを高める可能性が示唆された。これらのことから、APR 併用時における DEX の投与量設定は慎重に行う必要があると考える。
Subject
デキサメタゾン
パクリタキセル
過敏症
婦人科
投与量
Journal Title
日本病院薬剤師会雑誌
Volume
54
Issue
11
Start Page
1365
End Page
1369
Published Date
2018-11-01
Publisher
日本病院薬剤師会
Publisher Transcription
ニホン ビョウイン ヤクザイ シ カイ
NII Type
Journal Article
Format
PDF
Resource URL(IsVersionOf)
http://mol.medicalonline.jp/library/archive/search?jo=dg4hppha&vo=54&nu=11
OAI-PMH Set
University Hospital, Faculty of Medicine