ID | 5106 |
Title Transcription | イカ ノ シ キョウイクガク シゾウガタ ノ ジュヨウ シドウ
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Title Alternative (English) | A Study on Poetry
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File | |
language |
jpn
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Author |
Adachi, Etsuo
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Description | 本研究は、「異化の詩教育学」という仮説的な理論の継続研究である。本稿では、前稿「教材編成の理論と方法」(『島根大学教育学部紀要』第34巻)で提示した教材類型の中で、思想型の詩を教材化したときの授業モデル(受容指導)について考察する。思想型の詩とは、読者・学習者に対して、詩の方法によって新しいものの見方・考え方を提示する作品である。全く新しい見方・考え方というのでなくても、子どもたちに対して、慣習的な見方・考え方の見直しを迫るような詩も、この思想型の作品である。子もたちの慣習的な見方・考え方に対して、変容を迫るような詩は、「異化の世界を作りだす詩教育」のすぐれた詩教材である。そして、思想型の詩教材の裾野を広くするためには、思想の概念をできるだけ広くしておく必要がある。
と同時に、思想型の詩教材は、これまで研究してきた話者型、存在型の詩と同様に、すぐれた詩の方法(とらえ方)・詩の技法(あらわし方)を内在していなくてはならない。詩の世界に、思想だけをみていく、詩教育におけるテーマ主義(作品のテーマだけで詩教材の価値を決めようとする傾向)を避けなくてはならない、と考えるからである。 本研究で取り上げる「魚だって人間なんだ」(草野心平)、「はじめて小鳥がとんだとき」(原田直友)、「チョウチョウ」「アリ」など(まど・みちお)の詩は、いずれも以上のような条件を満たす、すぐれた思想型の作品である。そして、取り上げる授業例は、詩の世界をとおして、アイデンティティ、自立、いのち、などの思想の問題を、子どもたちに発見させていく実践である。 本稿で取り上げる事例は文芸研(文芸教育研究協議会)の実践である。文芸研は人間観・世界観を育てる文芸教育を研究課題としているので、思想型のすぐれた実践が多い。 |
Journal Title |
Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University. Educational science
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Volume | 36
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Start Page | 1
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End Page | 20
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ISSN | 0287251X
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Published Date | 2002-12-01
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NCID | AN0010792X
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Publisher | 島根大学教育学部
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Publisher Aalternative | The Faculty of Education Shimane University
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NII Type |
Departmental Bulletin Paper
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OAI-PMH Set |
Faculty of Education
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