語意学習におけるブロッキング

本研究は、大学生を対象に、語意学習においてブロッキングが生じるのかどうかを検討したものである。先行学習として、ラベルと対象の連合学習を行った場合は、後続学習における別のラベルとその対象との連合に対してブロッキングが生じた。一方、先行学習として、形容語と対象の連合学習を行った場合は、後続学習におけるラベルとその対象との連合に対するブロッキングは生じなかった。ラベルと形容語が対象と連合する仕方の違いについて議論がなされた。