島根大学法文学部紀要. 文学科編

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島根大学法文学部紀要. 文学科編 6 1
1983-12-25 発行

社会的と知覚的情報の処理過程に関する研究

Studies concerning Processing of Social and Perceptual Information
猪股 佐登留
田口 真由美
上野原 光紅
ファイル
a003000601h004.pdf 4.91 MB ( 限定公開 )
内容記述(抄録等)
われわれが当面する対象は、さまざまの属性をもっていて,それら属性が情報として経験されるとすれば,そのような刺激に対する反応が行われるまでに,一定の順序の決まった認知カテゴリーから成る連続体に沿い,刺激情報を割り当てる,言いかえれば属性内容の位置を決めるプロセスが介在し,さらにこのような経過を経た主観的刺激値つまり入力情報を、好嫌、賛否、大小、高低など,他者に分かる言葉で評定次元上の位置に表示する基礎となる反応カテゴリーに変換する過程ないし機能があると考えられる。このような潜在的過程の特性を明らかにするために,印象形成と音の大きさの平均判断という2話題について実験を試みたのが本研究である。この研究は2部より成り,第I部は田口真由美(笠岡市 金浦中学校勤務)が実験したもの,第II部は上野原光紅(呉 武安税計学院在学)が実験したものであって,両者の実験の立案と成果の最終的編集は猪股が実施した。
NCID
AN00108081